毎日メガネをかけている人の中で、ふとメガネのツルが当たるこめかみや側頭部の髪が薄くなってきたように感じたことはありませんか。「メガネをかけているとハゲる」という都市伝説めいた話は、あながち単なる噂ではないかもしれません。もちろん、メガネをかけること自体が、AGAのようなホルモン性の脱毛症を直接引き起こすわけではありません。しかし、メガネのかけ方や選び方によっては、側頭部の頭皮環境を悪化させ、薄毛や抜け毛の「間接的な原因」となり得るのです。その最大の要因は、物理的な「圧迫による血行不良」です。自分の頭のサイズに合っていない、幅の狭いメガネを長時間かけていると、メガネのツル(テンプル)が側頭部を常に圧迫し続けることになります。この圧迫によって、その部分の毛細血管が押し潰され、血流が滞ってしまいます。髪の毛は、血液から栄養を受け取って成長するため、血行不良は毛根への栄養供給を断つことになり、結果として髪が細くなったり、抜けやすくなったりするのです。また、ツルによる「摩擦」も無視できません。メガネをかけたり外したりする際の摩擦や、汗で蒸れた状態での長時間の接触は、頭皮に刺激を与え、炎症を引き起こす可能性があります。健康な髪が育つためには、健やかな頭皮環境が不可欠です。では、どうすれば良いのでしょうか。対策は非常にシンプルです。まずは、今かけているメガネが、自分の頭に正しくフィットしているかを確認しましょう。こめかみにツルの跡がくっきりと残る、頭痛や圧迫感があるといった場合は、フィッティングが合っていないサインです。すぐに眼鏡店に持って行き、専門家による調整をしてもらってください。これから新しいメガネを作る場合は、自分の顔の幅に合ったフレームを選び、圧迫感のない、軽い素材のものを選ぶのがおすすめです。また、自宅にいる時など、メガネが不要な時は外して、頭皮を解放してあげる時間を作ることも大切です。毎日の小さな習慣の見直しが、あなたの側頭部の髪を守ることに繋がります。
メガネが側頭部の薄毛を招く?その真相と対策